イタリアのレズビアンの母親、出生証明書の制限に「恐怖の中で暮らしている」

May 20, 2023

38歳のミケラ・レイディさん（下）と妻のヴィオラさん、生後13か月の娘。 (ピンクニュース)

赤ちゃんの出生証明書から自分の名前が削除され、打ちのめされたレズビアンの母親は、イタリア政府に対し「恐怖の中に残された家族のことを考えてほしい」と呼び掛けた。

ミケラ・レイディさんの妻ヴィオラさんは、スペインでの医療援助を受けた後、現在生後13カ月の娘を出産した。

ヴィオラさんが赤ちゃんを抱いている間、ミケーラさんは「感情的にはずっとそこにいて、物理的にも一緒にいた」と語る。

しかし、1月に政府から手紙を受け取った後、北部の都市ベルガモに住む夫妻は現在、赤ん坊の出生証明書にミケーラさんの名前を取り戻すという、結婚生活で最も厳しい戦いを繰り広げている。

この書簡は、右翼ポピュリストのジョルジア・メローニ首相が3月に州当局が同性カップルの子供を登録すべきではないと発表する直前に提出された。

「私たちは恐怖の中で暮らしたくないのです」とミケーラさんはピンクニュースに語り、結果に確信が持てないにもかかわらず、政策のせいで養子を迎えようとしていると明かした。

「これは非常に時間と費用がかかるプロセスです。 私たちはそのために一緒に戦う準備ができています」と彼女は語った。

ミケーラさんはイタリア政府に対し「家族のことを考えてほしい」と呼び掛け、娘は夫婦のことをママの複数形である「マンマ」と呼んでおり、それが彼女にとって全く普通のことだと付け加えた。

「これは政府が考えていないことだ。 私は政府に対し、この混乱を阻止し、将来的に子供たちをこの状況から救うための法律を制定するよう求めています。 イタリアを離れることを強制されたとは思いたくないが、誰もこれを強制されるべきではない。」

イタリアで最初に同性子育てやレズビアンの母親に対する攻撃の標的となったミケーラさんとヴィオラさんは、この手紙を受け取った後、出生証明書からミカエラさんの名前を削除したことを撤回しようとしたが失敗に終わった。

州検察官は夫妻に対し、ミシェラさんは赤ん坊を抱いていなかったため、名前を記載したことは「公序良俗に反する」と述べた。

「イタリアは依然として文化的に遅れており、政府は支援していない」とミケーラさんは語った。

彼女が出生証明書で認められないと知って「彼らにとってショックだった」と彼女は付け加えた。

政府の反LGBTQ+の見解のため、ヴィオラが妊娠したとき、彼女は「恐怖」と「悲しみ」を感じた。

「私たちは、一緒に子どもを育てようとする他の家族と同じです」と母親は、話しているうちに感極まって涙目になりながら語った。

「他の家族と同じように、私たちも家族です。 私たちは幸せですし、友達にも会い、家族からもサポートを受けています。」

この方針は法律ではなく地元市長によって決定されるもので、ミシェラが親の責任を負いたい場合にはヴィオラの許可が必要となる。

夫妻は他のレズビアンの母親たちと話をしたが、彼らは皆、これを経験するのは難しいと口をそろえた。

「彼らは皆、これが自分たちに起こるかもしれないという恐怖の中で暮らしています」とミケーラさんは語った。

2人の母親は、ミラノ近郊で行われた「手にペンを持って」抗議活動に参加しており、ペンは出生届に署名するために必要なものの象徴であり、他の人々にこの政策に反対するよう呼びかけている。

「これはイタリア国民全員が反対する義務だ。もし誰かが親になったら、親になる義務から外されることを想像してみてほしい。 これはばかげていると考え、反対している人がたくさんいます」とミケーラさんは付け加えた。

LGBTQ+を支持するイタリアの政治家らは、この法案は明らかに差別的であると主張し、この法案を非難しており、ヒューマン・ライツ・ウォッチは、「イタリアは子供の出生証明書から剥奪された女性を直ちに復帰させ、同性として生まれた子供の登録禁止を撤回すべきである」と述べた。カップル。

「当局は、妊娠していないレズビアンの親の法的親子関係を明確に認める包括的な親承認法案を可決すべきである。」

MyPinkNews メンバーは、私たちが公開するコンテンツについて議論したり、より一般的に問題を議論したりするために、記事にコメントするよう招待されています。 私たちのコミュニティがすべての人にとって安全で包括的な空間であり続けるよう、コミュニティ ガイドラインをよく理解してください。